最終回「乾徳山」の報告

トレッキングの最終回は、
奥秩父の南部に聳える乾徳山(けんとくさん)。

第二回目に予定していたテント泊山行が
雨で流れ流れて最終回になりました。

出発の数日前から天気とにらめっこしていましたが、
天気予報は変わらず雨振りの予報。

これまで八回の講座では、雨のリスクを避けてきました。
そのため、受講生のほとんどがカッパを着ての登山は、
経験がありません。

山の自然を丸ごと感じ、味わうことが登山の楽しみ
の一つだとすると、しっとり雨にぬれた山の味わいを
知っていただき、様々な気象条件を経験していただくことも
必要だろうと、予定通りおこなうことにしました。
もちろん明らかな荒天、極度の悪天ならば話は別ですが。

ということで出発。

初日は雨の中車を走らせ、朝霧高原を経由しながら
のんびり目的地へ向かいました。

途中、朝霧高原で一休み。
お洒落な店内の「Cafe Auguri」でランチを食べて、
しばしのんびりとくつろぎました。

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朝霧高原から目的地へはまだ半分といったところ。
腹ごしらえがすんだら再び車を北へと走らせます。

富士五湖を過ぎると、ありこちに「ほうとう」、
「ぶどう」「ワイン」などの文字が躍る勝沼、
塩山のまちに入ります。

さらに北へ車を走らせ、細い林道を辿り、
ようやく着いた大平牧場は標高約1350mなり。
今日はここでテント泊です。

雲を抜けたのか、下界で結構降っていた雨が、
上ではほとんど降っていませんでした。
皆さん日ごろの行いがいいんですね☆

着いたら早速今宵の宿の準備。
多くの方がテント初体験で、慣れない手つきながら
皆でテントの設営をしました。

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そしてタープ2張にテント4張が見事完成。

テントを設営したら、今度は晩御飯の準備に。
トレッキング2008を締めくくる晩餐はカレーだ!

静かな草原でコーヒーを飲みながら、皆で行なう
食事の準備はまた楽しいものです。

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そしてそして、食事の準備が整ったら、
待ちに待った乾杯の時間!

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山に登るためか、はたまたこの乾杯のためにここまで
着たのか・・・
ん〜目的はたくさんあっていい!

アルコールで身体をあたため、豪快にカレーを
ほお張りながら、参加した受講生の皆さんから
これまでの講座を振り返っていただき、
一言ずつ感想をいただきました。

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感想のいくつかをご紹介すると、

「同じ山でも毎回違うので、季節を変えたりすれば
今まで行った山でもまた行きたい」

「山を歩く楽しさを知り自分の中の世界がひろがった」

「最初は半信半疑に片足を踏み入れたが、今では両足
どっぷり浸かってしまっている」・・・etc

というような感想を聞かせていただきました。

受講生の皆さんが、この講座を通じて、
自然の楽しみ方や、山で過ごす時間の楽しさ、
仲間と歩く楽しさを感じていたただくことができたのなら、
運営スタッフとして本当に嬉しく思います。

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さてさて夜も更けアルコールが底をつく頃、キャンプサイトを管理する
大平荘のご夫婦からサンショウの葉っぱの佃煮の差し入れがありました。
ピリリとした刺激が癖になる、新鮮な味でした。
おばさん、ありがとう。

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酒を酌み交わし、仲間たちと大いに語らい、
ランタンの温かい明かりに包まれながら、
和やかな山の夜を楽しみました。

皆で大量のアルコールを消費しましたが、幸い大トラに変身する者もなく
宴会は無事終了。
気がつけば雨はすっかりあがり、山の夜は静かに更けていきました。…zzz


翌朝。
テントを打つ雨の音で目が覚めました。
時計を見るとAM4:00。

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同じ時間に目を覚ました山村親分と、
皆が起きてくる前に一緒に朝食の準備にとりかかります。

それにしても下界の喧騒から離れた山の朝は、
こんな雨降りの日でも気持ちがよいものです。
心が浄化されるような、なんとも清らかなひと時です。

さて、今朝はスクランブルエッグとウインナー、サラダをロールパンに豪快に挟んでほお張ります。それと、デザートは荒っぽく切った無骨なリンゴ。
細かいことは気にしないアウトドアの食事は豪快で爽快で愉快です!

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食事を終えると、幸い雨も霧雨がパラつく程度にあがりました。
ただ、今回は大きな岩場を抱える山頂。
登頂は断念し、天気の様子を見ながら中腹の扇平を目指し、
ぐるりと歩いてくることにしました。

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歩き始めは気持ちよく広がる牧場の草原から。
やがて樹林帯へと入り、尾根にとりつきます。

雨に濡れた森の緑はどことなく生き生きとしている感じ。
また白い霧が立ち込めては消え、新緑の森はとても幻想的です。

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目指す扇平に近づくころ、白く清楚なオオカメノキの花や、
霧の中に浮かびあがる薄紅色のアズマシャクナゲの花が目をひきました。

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扇平の草原からは、吹き上げる風と雲間から覗く街並みが
気分を盛り上げてくれます。

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扇平で記念撮影をパチリとやって、天候不順のため、
残念ですが今回はここで山を下ります。

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扇平の草原を下ると、美しいシラカバ林の中に白い
非難小屋が佇んでいます。
絵本にでてきそうな、とても雰囲気のよい場所。

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晴れていれば、ここにテントを張って、のんびり
山頂を目指すのもいいでしょうね。

こちらはカラマツの葉っぱの根元に集まった雫。
まるで水晶のように輝いていました。
雨の中を歩いたご褒美でしょうか。

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下山時は心配していた雨もほとんどあがり、無事大平牧場へ。
テントを撤収して、帰途につきました。

帰り道は少し寄り道をして、恵林寺を参拝。
恵林寺は、今回登った乾徳山で修行を積んだという
夢想国師が開いたお寺で、武田信玄が眠っています。

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山歩きを通じて、山の美しさだけではなく、こうした
山と人との関わり、暮らしとのつながりや歴史を知ることもまた、
楽しみ方の一つかなと思います。


これにて2008年度のプログラムは終了となりますが、
受講生の皆さんには、この講座が終わってからも、
是非山歩きのある生活を楽しんでいっていただきたいと思います。
日本にはまだまだ面白く、美しく、魅力的な山が
たくさんありますから。

それでは皆さん、
一年間お疲れ様でした。
ありがとうございました。

コピー 〜 IMGP5167.JPG
posted by スローライフ掛川 at 2009/06/30 15:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクティビティプログラム>トレッキング
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