12/23 『Nipponの食』報告

Nipponの食』報告

新年 あけましておめでとうございます。

皆さんは、どんなお正月をお過ごしでしたか?
お節料理も食べましたか? そのお節はどんな感じですか?
・・・と、聞いてみたいNippon学です。
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昨年12月23日(祝日・火)に行なった『Nipponの食』は、おふくろの調理・おばあちゃんの味をおせち料理を通して習い、和食の頂き方のマナーも学ぶ講座でした。
講師を務めて下さったのは、市内在住の野口和子さん。食の指導員などの経験を持ち、実生活では4世代家族のおばあちゃんです。「私なんて年寄りが、とても皆さんの前で…」と、何度か講師役をお断りされましたが、無理やりお願いいたしました。
おせち料理の概略とレシピをまとめたレジュメ、参考資料の日本の行事食表、この日使う全ての食材を計量し、見本にご自宅のおせち料理までも作ってご持参して下さった野口さんには、全く頭の下がる思いです。
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調理実習は、2班に分かれ、栗きんとん・伊達巻・田作りの3品と、出来た料理をお膳で試食するので、そこに茜ごはんとお吸い物を加えた5品を9:30から2時間で作りました。
先ずは、サツマの皮むきから・・・。くちなしの実を包丁の背で潰して鮮やかな黄色イモを作ります。火にかけている間に、米を研いで人参を摩り下ろしお米の浸責。フライパンでは煮干を煎ってカリカリにしたら火からおろし皿に広げて冷まします。絡める甘辛の蜜を作り、冷めたところで絡ませます。炊飯器のスイッチを押して、最後は伊達巻。白はんぺんの特徴を活かしミキサーで材料を合わせ、厚焼き卵用フライパンで微妙な火加減に気を配ります。程よくこげ色がついたら、鬼すのこでクルクル・・・。(随分省略した報告ですが)時間に押される事なく、全ての調理が出来ました。
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受講生の腕前は、殆どご飯も炊かないOさんから、毎年お節を作るOさんまでそれぞれですが、その場で臨機応変に役割分担が出来、実に手際の良い仕事ぶりでした。野口さんも、目配り良く、数十年の経験や上手く調理道具を使ったコツを教えて下さいました。

お膳に載せて、隣りの和室で頂きます。
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先ずはお屠蘇で乾杯です。
栗きんとんは甘すぎず、市販のものとは違い芋の味が活きています。
伊達巻は、焦げ目が丁度良い具合です。
大盛りにした田作りも、ほぼ完食されました。

お膳料理を頂きながら、それぞれ感想を聞かせていただきました。
「和食は地味で苦手だと思っていた」というKさん。「栗の甘露煮シロップを混ぜるなど、改めてコツを知った」という主婦歴数十年のOさん。農家に嫁いだYさんからは、日本の行事食についてこんな意見が出ました。
「おばあちゃんが今日は何々だと、しょっちゅう赤飯を炊いていました。私にはその価値がわからなかったけど、何となく真似ています。息子が「また赤飯だ!」と笑うけど、止めてしまえば文化も途絶えてしまうと思い、最近になって肯定できるようになりました。」
確かに日本の行事は、二十四節季や農作業に用いる暦を基に、節目を祝い、感謝してきた文化があります。今も残る代表料理がお節料理ですが、七日正月の七草粥・11日の打ち初めの鏡開き、菱餅・ちまき・鰻・へそ団子・おはぎ・千歳飴・鯛のお頭・かぼちゃ・年越し蕎麦など分かり易い行事食でもこれだけあります。
野口さんはこう仰います。「私は畑に出ては季節を感じ、今日まで生きてこられた事をご先祖さまに感謝する日常生活を送っています。娘夫婦と生活をしていますが、忙しい娘に、私を見習えとは言いません。憶えていていつか真似てくれてくれたらいいな・・・と思っています。いつだったか若い奥さんが、「お供え餅は11日まで待ったらカビが生える。三が日を過ぎれば鏡開きをしてしまう。」と言っていましたが、確かにその通りだと思いました。何でも昔のままが良い訳ではないのです。おせち料理も、今の便利な調理用具を使えば、こんなに簡単で辺りの作物や手軽に買える物で手作りができるんです。気負わずに、こんな方法が参考になれば幸いです。」と話して下さいました。

野口さんのお人柄やお話しから、日常の何が大切なのかを教わり、節目をきっかけに日頃に感謝をする『Nipponの食文化』を考える講座になりました。
posted by スローライフ掛川 at 2009/01/08 07:42 | Comment(4) | TrackBack(0) | アクティビティプログラム>NIPPON学
この記事へのコメント
行事食ってそんなに沢山あったの?と驚きました。
用意する立場だったら,なんと大変なことか!

野口さんが「今まで続けていたことを止めて家族に何かあったらいけないから」とおっしゃっていたのが印象的でした。ご本人には「伝統を守る」という気負いは見られず,「できるようになった時にやれることからやれば良い」と教わりました。

今回の講座は,とても身近なところから日本を見直すことができて面白かったです。こんな「Nippon」の文化の中に生まれた自分は幸せだなぁ,と思いました。
Posted by さげ巻 at 2009年01月10日 18:22
お世話になりました。
野口先生の雰囲気そのままの、ほんわりした
良い時間を過ごせました。

皆様と楽しく、口と手を動かしました!
技術もさることながら、
生活の積み重ねの中での思いを
認識し直す事ができました。

しかし、日本食は美しい!
Posted by マドンナ at 2009年01月12日 10:36
それにしてもNippon学は
毎度毎度とっても楽しそうですね〜。
どれもこれも参加してみたくなります。

Posted by S木 at 2009年01月15日 18:21
う〜ん、美しく&美味しそう!
来年は、おせち作りにチャレンジしてみようかな。
Posted by 食いしんぼー at 2009年01月15日 18:34
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