11/15 『Nipponの芸』 報告

今年もNippon学が始まりました。
アクティビティープログラムの中では、毎年遅れて始まる冬限定の講座です。
私達を取り巻く日本文化の格好良さや洗練された“粋”に迫るNippon学は、5つのホンモノを題材に上澄みで学ぶ贅沢な体験講座です。

第1回目は、11月15日(土) 真打の噺家さんによる 『 Nipponの芸 』を堪能しました。
講師は、瀧川鯉昇(たきがわ りしょう)師匠です。http://www016.upp.so-net.ne.jp/risho/
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この日、掛川落語研究会主催の独演会があり、その前にNippon学で、そもそも落語とは・・・のお話しを一席交えてご紹介頂きました。
会場は杉谷の小笠教育会館のこじんまりとした和室です。

師匠には、講座の前に『古典芸能』である落語について、ご紹介をお願いします。とお伝えしたところ、この様な解説からお話が始まりました。

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「皆さん、『古典芸能』と言いますが、『古典』という概念は新しいもので、やっている本人達はあまり『古典』の意識は無いんですよ。古いもの、型から外れないものを守りすぎては、現代に活きたものは伝わりません。歌舞伎や狂言の世界でも常に現代に理解されよう新化しています。よく、「近頃の若い者は・・・」と言いますが、言っている本人も嘗ては同様。「今日は、良いお日和ですね」の挨拶も除除に省略されて「こんにちは」だけが残ったように、言葉や文化は常に新化しているのです。その意味では現代までが『古典』と言えるかもしれません。現代を超えるとそれは『前衛的』と表現できるでしょうか。」と、ご自身の捉え方を含めたお話しをして下さいました。

時々、腹筋を刺激する(腹に堪える)お話しは、
そもそも、落語の起源は・・・。
落語家の生活は、恐ろしい縦社会・・・。
話芸と言われる「なにわ節・講談・落語」の違いは・・・。
『江戸しぐさ』が見直されている背景には・・・。
大学の教壇に立って感じる事は・・・。
欲しいモノと必要なモノの違い・・・。
などへと続き、およそ60分に亘ってお話下さいました。

最後に「短い時間になりますが一席」と即席の高座にお座りになり、迫力有る名演技を見せて下さいました。〜おいしそうな枝豆でしたぁ〜

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何時までも途切れる事のないお話しですが、師匠は最後に、
「どうも、昭和39年、東京オリンピック辺りを境に、それまでの日本文化といえる慎ましさや、曖昧で無駄を良しとする習慣が無くなった。無駄と思えるものを取り入れないと、本当に‘必要なモノ’と有ると便利だから‘欲しいモノ’の差が見えてこないんですよね。これからは、昭和39年以前のモノやコトを習ってほしいと思います。」とメッセージを下さいました。

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15:30から17:00までの「Nipponの芸」に引き続き、都合の良い方は18:30からの寄席にも参加され、笑い疲れて帰路に着きました。

次回のNippon学は『Nipponの食』です。
おせち料理について、‘昭和39年以前から’受け継がれてきた家庭の味を、80歳代になる人生の先輩から習います。



posted by スローライフ掛川 at 2008/11/21 22:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクティビティプログラム>NIPPON学
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