第4回喫茶と器学の報告(10/19)

 すっかり遅くなってしまいましたが、先月行われた喫茶と器学のご報告です。
 前回までは器作り・お茶摘み・釜炒り茶作りと結構ハード(?)な内容でしたが、今回はお茶をいただきながらのゆるりとした座学でした。

 第1部(9:30〜10:30)はO-CHA処チャ茶にて小泊重洋先生の茶学。
 美味しくお茶を淹れるには、というお話から。
 眠気覚ましのお茶、空腹時のお茶、食後のお茶、ゆったりしたいときに飲むお茶、など、TPOに合わせた淹れ方が大切というお話をうかがったあとで、実際に小泊先生から貴重なお茶をいろいろと淹れていただきました。
2008_10190046.JPG まずは、今年の静岡県のお茶品評会で一等一席を獲得し農林水産大臣賞を受賞した原田総合製茶さんの深蒸し茶。
 掛川市は深蒸し茶の部で今年の産地賞も受賞しているので、名実ともに日本一のお茶ということになるそうです。
 このお茶は火入れ等の仕上げをしていない荒茶なので外観はとてもきれいだけれど、香ばしさはなく水色もあまりきれいに出ないので、初めて飲んだ人はビックリするそうです。
 でも口中から若々しい青い匂いがしてお茶ってやっぱり植物なんだなぁと実感しました。
2008_10190044.JPG 次に登場したのが、洞爺湖サミットで各国首脳にふるまわれたというサミットのお茶。
 県品評会でも常に上位入賞している天竜の太田昌孝さんの上級煎茶(普通蒸し)です。
 こちらも針のような美しい外観。
 でも淹れていただいた一煎めのお茶にみんなびっくり。
 水色はほとんどなく、渋みや苦味もなくて旨みだけがつまったおダシみたい?
 海外の首脳たちはこのお茶を飲んで日本茶をどんなふうに感じたんでしょうね。
2008_10190046.JPG 続いて、世界緑茶コンテスト最高金賞受賞の静岡東平玉露。
 岡部の前島東平名人が作った旨みの強い玉露です。
 しずく茶という一人用の小さな茶器でほんとうに雫みたいにゆっくりじっくりちょっぴりのお茶を味わいました。
 甘くて濃くて美味しい〜。
 お茶をいただいた後の玉露の茶葉にポン酢をかけて食べたのも、やわらかくて美味しかったです。

 他にも日本産の紅茶の紹介があったり、深蒸し茶が濃く入りすぎてしまったら?といったお役立ち情報を教わったりして、楽しく美味しい茶学の部はなごやかに終了しました。
  
 第2部(11:00〜12:00)はたまり邸imuimuに会場を移して竹廣泰介先生の陶器学。
 たまり邸の季節感あふれる素敵なお庭を眺めながら、講義というよりも竹廣先生とのゆったりとした語らいの時間を設けていただきました。
 お話の内容は器だけにこだわらず、日本人の感性や美意識について、日本人が好んできた絵画や陶芸は、芸術の転換期や現代美術について、などなど・・・。
 竹廣先生が焼き物にひきつけられたきっかけや思い出話なども交えながら、楽しいお話があっちへいったりこっちへきたり。
 少人数の座学ならではのアットホームなひととき。
 受講生からは「子どもの個性・芸術性を伸ばすためには技術を教えるべき?教えないべき?」「陶器と磁器の急須で淹れたお茶の味がちがうのはなぜ?」「場面にふさわしい器の選び方は?」などの質問が出され、そのひとつひとつにうなづきながらにこやかに答えてくださる竹廣先生の笑顔が印象的でした。

 その後も皆さんで一緒に昼食を囲み、ぽかぽかと笑顔いっぱいののどかな交流会。
 同じ空間で同じ器で同じものを食べ同じお茶を飲み言葉を交わす。
 それだけでお互いの心がぐんと近くなる気がします。
 スローライフってこんなに身近なところにあるんだなぁと改めて実感。
 とっても満ち足りた気持ちになれた喫茶と器学、次回の講座が楽しみです。


posted by スローライフ掛川 at 2008/11/05 12:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクティビティプログラム>喫茶と器学
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